「
アトムの物理ノート」というサイトがあります.物理・数学・科学が主のブログで有名なサイトであることは,googleで私のサイト名
“graviness”で検索して,3番目に表示されることからも容易に想像できます.
そんなサイトから私のブログにリンクが張られていることは非常に嬉しいです.何気にそれを助長するのは“「これで雨粒如きで死ぬことはなくなった.」であったのがチョッと笑いを誘うのだが”といった真面目でない部分に言及してくれることです.「
【算数】連立方程式の解き方」も同様です.
科学系記事を書くときにユーモラスを含めることを意識し始めたのは,実は最近のことです.この手の知識を持つ人間を“不真面目”に向けたとき,どうなるんだろう.私はそうなのですが“不真面目なのだが知的”が出てきます.或いは“知的な不真面目”です.“不真面目”なことを考えるのは創造的で時間がかかるもの,とよく思います.
私が数学に興味を持ち始めたのは,忘れもしない中学時代で,次のような問題が出題されたときです.
問題:一辺の長さがaの正方形がある.この正方形の面積を半分にする一辺の長さをaを用いて求めよ.
通常最初の式を“(a + x)
2 = a
2 / 2”とおくところを,私は“(a + x / 2)
2 = a
2 / 2”とおいて解きました.
後の計算を楽にするためだったのですが,これが褒められた.そこからです.きっかけなんてこんなものです.
当時,先生は40代後半くらいだったと思いますが,妖艶で,でも周りを明るくしてくる魅力的な先生でした.ピンポン玉を目にぶつけてごめんなさい.豊満先生.元気かなぁ.
高校では,3年間S先生という同じ数学教師だったのですが,この方がまた素晴らしい先生でした.同クラスの数学の成績が全国レベルでめきめきと上がっていったのは,この方がいたからだと思います.
覚えているのは,微積分の基本を証明をしていたときの話.何もノートを見ずにカツカツと黒板に証明を書いていきます.生徒はそれをノートに一生懸命書いていたのですが,黒板も2枚目終盤に差し掛かったとき,突然止まって,「これ間違っちょる・・・ごめん!すまん!すまん〜すまん!」「あぁあぁあぁあぁ,もうチンガラ」と.チンガラはこの方の口癖です.黒板一枚目からやり直し,これはまた次の授業に先送りされました.そのときは自分のノートに予習をしていたようですw また,確率の授業で「“3!”を何ていうと思う?」「(大きな声で)さんっ!」も面白かったです.
今でもS先生とは節目節目には連絡を取っていますが,高校時代には,自分で考えた数学の問題をぶつけたりもしました(7次方程式とかあったはず・・・あのリストはどこにいったんだろう).
大人になって,そのノリで問題をぶつけてみたのですが,返事は「今は解けない」と・・・精神的に病んでいらっしゃいました.心配ももちろんありましたが,何かそれ以外で残念に思ったのは事実です.最近の先生という職業は大変みたいです.
関係ないですが,最近でこそ,ノーベル賞をとりましたが,今や日本から投稿される科学系論文の数は,先進国中最下位です.もっと科学に注力すべきだと思います.
数学の魅力を語るつもりはありませんが,私が嵌る理由は“閃き”と“美しさ”だと思います.前者は麻薬です.以前は,一年に一回はありましたが,少なくとも前年はそういったものがありませんでした.業務が多忙だったのもありますが,年を重ねることによる発想力・思考力の低下があるかと実感しています.それでも「
抵抗を含む物体の落下運動の運動方程式 (2)」の記事で,突然双曲線関数が出現したときは嬉しかったものです.貧弱で若輩ものですが,まだまだ数学の魅力からは抜け出せないのかなと思います.