さかどんは、H.264が前々から大好きでした。ニコニコ動画でH.264がサポート開始されると聞いてワクワクして待っていました。そして今日の夕方から解禁されました。ちょいと野暮用で夜からの参戦になっちゃったけど、ここに色々試した結果を残しておくよ。
まず、最初にいつもお世話になっているMac用エンコードソフトffmpegX 0.0.9xで試してみたお。このソフトウェアはffmpegというソフトウェアのフロントエンドで、超お手軽にエンコードしてくれる頼もしい奴。もちろんコイツはOn2VP6FLVも華麗にエンコードするんだけどソレは置いておくとして、今回はH.264+AACな動画をエンコードしてもらうよ。
まずはminoriから「はるのあしおとデモムービー」。ffmpegXにはH.264コーデックとしてmencoderとx264の二つがあるんだけど、まずはどっちも試してみました。そもそもmencoderとx264はどう違うのかも何も一切よく分からないけど、なんか違うので比較してみたよ。
まず最初はmencoder。目標ビットレートは670kbps、512×384サイズの29.97fpsで2パスエンコード。
そしてその次が、x264。目標ビットレートも条件もすべて同じ。違うのはコーデック。
ヨーク見比べると、ちょっと発色とコントラストの差がわかるかなー。x264の方が若干色にメリハリというか艶がある感じ?
こう見ると一目で分かると思うけど、x264の方が文字が小さくてもくっきり見える。なんかすごいぞx264!
結論:x264を使おう
次は、どうやらビットレートなどの画質を司る部分がクリアしていれば、ニコニコサイズ(512×384)以上の解像度な物をうpれるみたい。なので、うpッてみた。
1280×720までは余裕でうpれた。他にも1280×1024で60fpsなんぞをうpってる人がいるので、ニコニコ動画閲覧環境に自信のある人は探して見てみると良いとおもう。
結論:まあ小さくても十分だろ
次に、Windowsではどうか。MacではffmpegXという優秀なのが居たけど、Windowsではどうなんだ。ということでちまたで噂のMediaCoderを試してみる。バージョンは0.6.1 build 4063。
この子、UIが糞で取っつき難いけどまあそこら辺は慣れです。Windowsのエンコーダーはすべてそんぐらいの糞な子が多いです。仕方ないです見栄えすら気にしない人種達だから。
さて、MediaCoderでもx264を使います。ちゃんとインストーラーでコーデックをインストールしていれば、ちゃんとついてきます。
おいらはこんな感じで設定したけど、動画によってはFrame Rateをシッカリ指定してあげたりなぞしないとダメかも。あと折角Nero EncoderのHE-AACなんだからCBRじゃなくてVBR (Target Bitrate項目)にしてあげたほうがイイカモね?試してないけど。CBRでも問題ありません。
そんで出力したのがこちら。
動きが大きくて色変化が激しいアニメーションなので、ある程度の指標になるかなーなんぞ。しかしソースがXvid MPEG4なので微妙だね。まあこんなもんですかね。
他にもごにょごにょとうpってるかもしれないので、H.264に興味がある人はおれのマイリストを見るべき。
そして問題点。
今回はffmpegXとMediaCoderを試したけど、ffmpegXは簡単な分、オーディオコーデックにQuickTime AACのみ?らしい。もしかしたらFAACかも。どちらにしろ低ビットレートでは余り褒められた音では無いので残念ながらNero EncoderでのHE-AACでエンコードできるMediaCoderに軍配があがるか。ビットレートが128kbps当たりになるとQuickTime AACは最強だけどね。
そういうことで、ffmpegXはNero Encoderに対応してください!
また何かあったら書こう。